- 2008年12月のうた "クムイヌマァー" 参加アーティスト情報
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作詞:名嘉睦稔
大自然に育まれた豊かな感性を持つアーティスト。
特に版画が有名で、その作品は裏手彩色と呼ばれる技法で制作されます(おそらく彼の作品は必ず目にしたことがあると思います。NET等でチェックしてみてください!)。また、その類稀な才能はとどまるところを知らず彫刻、琉歌、作詞、作曲など様々な分野で活躍中です。
作曲:ちゅんなーや
BEGIN比嘉栄昇のペンネームです。憧れのかっちゃんの歌ううたを手がけることができ、大感激しています。
編曲:イコール
BEGIN上地等とベーシスト兼プログラマー迎里中のチーム名です。
迎里中は「その2」のCDに収録されている「ヤンバルテナガコガネの王様」のアレンジも担当しました。今回はいかにしてかっちゃんの声を活かすか!?を基本におき、とても不気味で素敵なサウンドを作り上げました。
うた:かっちゃん
70年代~沖縄がまだアメリカだった時代のコザを代表するスーパー・バンド=コンディション・グリーンの元ヴォーカリスト。
そして、67歳となった今なお現役で歌い続けるスーパースターの中のスーパースター "ひげのかっちゃん" の登場です。
独特のルックス、狂気のステージング、人を惹きつけて放さない魅力的なキャラクター。かっちゃんのことを話し始めるときりがありません。どこを切ってもかっちゃんになっているこの怖いうたは、怖いアニメーションとのダブル攻撃で沖縄の子供たちを恐怖の世界に誘いました。
※「クムイヌマァー」とは池、沼、川の精(魔物)のことでキジムナーの仲間。
体は緑か青でヌルヌル。萌黄色の瞳で水面に顔を出します。時に牛や馬をも水中に引きずりこむことがあるといいます。人間と友達になりたがり、裏切ると尻の穴が抜かれるという言い伝えがあります。
※水場は子供にとって危険な場所なので「池にはクムイヌマァー(魔物)が棲んでいるよ」と子供に恐怖心を抱かせて水場に近づくのを防ぎました。
- 2009年4~5月のうた "ちばりよ!シーサーえかきうた" 参加アーティスト情報
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作詞:井上真喜
子供のための映像作品を数多くてがけてきた沖縄移住の方。
作曲:佐原一哉
沖縄の音楽を語る上で絶対に外せない名曲「童神」の作曲者であり、沖縄を代表する歌姫・古謝美佐子のプロデューサー。
多くの引き出しの中から最高のわらべうたを提供してくれました。
編曲:スエヨシヒデユキ
NINE LIVESというバンドのキーボード奏者。
沖縄が誇るキーボーディスト・ジョージ紫氏直系のハモンドオルガンプレイヤーでもあります。今回は8-BALLのレオン、クリスらハード・ロックのミュージシャンと共に新しい子供たちのためのサウンドを作りました。
うた:山城智二・子供たち
沖縄県内では有名なお笑いタレント。
現在は『おきなわのホームソング』との双璧の県民的子供番組『琉神マブヤー』の名脇役=ケンとして子供たちから絶大な人気を誇っています。「よもや自分にレコーディングをする日が訪れるとは…」と言いながらも、役者魂あふれる素敵な歌声を披露してくれました。
※この曲は番組初のえかきうたです。沖縄の象徴とも言えるシーサーを誰でも簡単に書くことができます。
パパシーサー、ママシーサー、赤ちゃんシーサーの三体が登場します。是非挑戦してみてください。
- 2009年6~7月のうた "かしらーげんげん" 参加アーティスト情報
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作詞:山根頼子
石垣島在住。数多くの沖縄文献の著述や編集に携わっている方。
作曲・編曲:カンナリ
沖縄POPSの人気グループ「しゃかり」のリーダー。
元りんけんバンドのドラマーでもあるカンナリ氏は、様々な沖縄の打楽器を用い、伝統的で力強いアレンジを施してくれました。
うた:よなは徹
沖縄民謡界若手ナンバー1演者。三線、三板、島太鼓、琉球笛、琉球琴、指笛、そして唄と、なんでもこなす天才肌。
「おきなわのホームソング」にはこれまでに三線や琉球笛、そして作曲で参加してきましたが、今回は念願の歌い手として参加が実現。
※この曲は石垣島で夏に行われる四ヶ字の豊年祭の様子を描きました。
豊年祭には10本以上の旗頭が参加します。力強くたくましく旗頭を持つ青年の姿と、それを憧れのまなざしで見つめる少年の心をうたにしました。「かしらーげんげん」は旗頭を持って歩く様を表現しています。
- 2009年8~9月のうた "お盆の夜は" 参加アーティスト情報
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作詞:上原直彦
おきなわのホームソングでもすっかりおなじみの重鎮・上原直彦先生の3作目です。
沖縄の大切な行事=お盆を身近な表現で伝えてくれています。
作曲・編曲:上地 等
BEGINのキーボーディスト。
非常に覚えやすいシンプルで美しいメロディーに得意のストリングスによるアレンジを施し、普遍的な作品を誕生させました。
うた:那覇市少年少女合唱団・金武町少年少女合唱団
沖縄県は昔から各地に合唱団が存在しており、現在も盛んに活動が行われています。
今回は那覇市と金武町2つの合唱団の小・中学生のみなさんが力を合わせて歌ってくれました。
※旧暦の7月~満月の明りにつつまれた家々にはご先祖様を迎える線香の香りが満ちています。
親戚が集い、ご先祖様を想う旧盆の日の夜の情景をうたにしました。昭和の香り漂う懐かしくも切ない名曲の誕生です。
この曲は去る8月2日に行われた「沖縄県少年少女合唱祭」のエンディングで、参加した12団体・総勢350名の歌声で披露されました。その歌声は圧巻で、会場は大感動の空気に満ち溢れたそうです。スタンダードになる日もそう遠くはないでしょう。