- 7月のうた "あぱぴあぽんのうた" 参加アーティスト情報
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作詞:山根頼子
石垣島在住。数多くの沖縄文献の著述や編集に携わっている方です。
作曲:マスト
石垣島出身。ロックバンド「ノーズウォーターズ」のヴォーカル & ギターとして沖縄県内外で活躍中。昨年の「ヤンバルテナガコガネの王様」のうたに続き2度目の賛歌です。「ヤンバル~」の際はうたを担当しましたが、今回は初の作曲に挑戦しました。なぜか2曲とも虫がらみの曲です。
編曲:安田辰也
「マーヤークィーヤー」の作曲・編曲に続き2度目の参加。糸満を拠点にし、音楽制作(作曲・編曲・舞台音楽)を基本に創作舞踊や演出家としても携わるアーティスト。更に自身も琉球舞踊からジャグリングまで幅広くこなす多才な人物です。今回は印象的なイントロを形成している二胡の演奏も披露しています。
うた:かでかるさとし
自称「沖縄一の沖縄ファン」。伝説(?)のお笑いコンビ "ニーニーズ" として6年間東京で活動後、現在は地元沖縄で活躍中。地元の大人気タレントさんです。RBCiラジオ「かでかるさとしのチムドンぱあく」のパーソナリティーとして毎週土曜日に軽快なトークを聞かせてくれています。
※「あぱぴあぽん」とは石垣島の白保険地区の方言で昆虫の "ななふし" のことを言います。この独特の響きを持った言葉を初めて耳にする方は多いと思います。白保地区以外の沖縄県の方も知らない方が多いそうです。沖縄のみなさんは、自分たちの知らない方言を耳にすると嬉しくなるそうです。
- 8月のうた "美らちゅらら" 参加アーティスト情報
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作詞:愛香・里香
"リーバス" というデュオのメンバー。2人は沖縄コザ高校の同級生で、2年生の時卒業式のために作った「旅立ち」という歌で2004年にCDデビューしました。現在は沖縄で活動中です。
作・編曲:K2Y
沖縄の人気ロックバンド "耳切坊主" のヴォーカル & ギター=カツヤのペンネーム。チャーミングポイントというソロ・ユニットとしても活動中です。今回初めて第三者への楽曲提供 & アレンジを手がけました。自身のバンドとはガラリとイメージを変えているものの、そのメロディーメーカーぶりは目を見張るものがあります。
うた:キャサリン賀寿丸
沖縄の象徴的(?)な楽団 "琉球チムドン楽団" の三線 & 唄担当。楽団長ボブジーさんの了承を得て今回初のソロ・デビュー!個性的な楽団の中でも特に個性的な彼女の歌声は、子供たちに気持ちよく受け入れられることでしょう。
※沖縄の美しい海をうたったうた。何度も出てくる「美らちゅらら」というフレーズがとても心地よく耳に残ります。沖縄の人々にとっては嫌でも付き合っていかなければならない台風のことも、子供の視点で触れている部分にも注目です。ディアマンテスのベーシスト・トム仲宗根さんと、ディアマンテス・サポートメンバーのドラム當間嗣篤さん、パーカッション玉城チコさんによるグルーヴィーなリズム隊が、この曲を更に楽しげな方向へと導いています。
- 9月のうた "ソウル チャンプルー" 参加アーティスト情報
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作詞:ローリー・クック
沖縄・コザを代表するミュージシャン。沖縄県内で最も尊敬されるミュージシャンの1人です。以前には「ユンタク ハンタク」の作曲で参加していただきましたが、今回は作詞での参加です。沖縄の栄養たっぷりの食材を題材にし、健康・長寿をアピールしています。"マンボ" の曲に "ソウル" という言葉を持ってくるセンスも最高です。
作・編曲:トム仲宗根
沖縄の誇るラテン・バンド=ディアマンテスのベーシスト。今回はラテン(マンボ)風の作品で、ホームソングに新しい風を吹き込んでくれました。演奏も沖縄の誇る強力な女性ミュージシャンを中心に、最高のグルーヴを産み出しています。
うた:下地 勇
沖縄・宮古島出身。レパートリーのほとんどを自身の生まり島・宮古方言でうたう唯一無比の個性派シンガー。これまでにオリジナル・アルバムを6枚リリース。静と動が混在する素晴らしいライブパフォーマンスが話題を呼び沖縄県外でも人気沸騰中。今回は宮古方言は封印し、共通語で歌っています。が、間奏部分ではアドリブでポルトガル語と宮古方言をチャンプルーしたような言葉を発しているような…
※マンボのリズムにシンプルなウチナーグチ(沖縄方言)を乗せ、沖縄の自然の力や命の恵みに感謝するうたです。沖縄のおばぁが若い人に対して実行する "カメカメ攻撃"(=「あれも食べなさい。これも食べなさい。」と、たくさんの食べ物を食べさせる、親切心からの行為。しかし、その量があまりに多過ぎて、食べさせられる若者たちは少々困ることが多い)がベースになっています。
- 10月のうた "わったー島人" 参加アーティスト情報
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作詞:池宮城けい
児童文学作家。「ぼくのマブヤー」、「おとなはなぜ戦争するの(沖縄編)」など執筆多数。
作・編曲:上地 正昭
パーシャクラブのリーダーであり、沖縄を代表するサウンド・クリエイター。手がけたCM音楽、映画、テレビなど映像音楽は数知れず。昨年の「大綱曳き」の作・編曲に続き2度目の参加。両曲共にどの世代も安心して聴く事のできる素晴らしい作品です。
うた:ホームソングシスターズ(仲田かおり/知念こずえ/比嘉久美子)
【仲田かおり】石垣島出身。同島出身の島尻哲明とのユニット "彩風" のヴォーカリスト。沖縄の海のような透明感溢れる爽やかな歌声の持ち主です。
【知念こずえ】伊江島出身の唄者。現在は沖縄民謡の大御所・大城美佐子さんのお店「島想い」にて毎週土曜日ステージに立っています。伝統的な重みのある唄を聴かせてくれます。
【比嘉久美子】沖縄本島・西原町出身。昨年の「イチャサン」に続き2度目の参加です。よなは徹氏の一番弟子として、多くのステージに立つ期待の若手唄者です。囃子は天下一品。
※全編ウチナーグチ(沖縄方言)で作られたうたです。石垣島出身の仲田かおり、伊江島出身の知念こずえ、そして沖縄本島出身の比嘉久美子と、それぞれ個別に活動する3人が、このうたのためにグループを組みました。異なる3つの島の血が結集したこのうたは、とても厳か且つ広大なイメージを持った作品に仕上がっています。てぃーだ(太陽)に照らされて生活する島の子供たち、若者たち、お年寄りの方々の様子をうたっています。