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- 日本は一つ 地球も一つ
c/w 犬のお願い - 2011-10-19/TECH-12258/定価:¥1,143+税/マキシシングル
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稼木美優 移籍第一弾シングル!
鹿児島県出身、平成元年生まれの22歳 "稼木美優" の移籍第1弾シングルは山田廣作プロデュース/中山大三郎 作詞の作品。
伸びやかで温もりのある声質と繊細でありながらダイナミックな歌唱表現で、世代を超えた感動を呼びます。 -
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日本は一つ 地球も一つ
2004年、山田廣作氏のプロデュースにより北京ユニセフ「平和の旗」テーマソング「地球は一つ」として制作された作品。2011年、歌詞の一部を変更しタイトルも「日本は一つ 地球も一つ」と改題。
こういう時代に平和を願う普遍的なテーマは、ふと心に忍び込み、人々にやすらぎと希望を与えることだろう。中山大三郎氏のストレートでシンプルでありながら奥深い詞の世界観を、稼木美優の歌声は多彩な音色で言葉のひとつひとつを繊細且つ大胆に表現し、人間の優しさ、温かさ、せつなさを程よいバランスで歌唱。その歌声は胸に深く沁み込んで来る。 -
犬のお願い
2005年、中山大三郎氏が「犬の十戒」をモチーフに病床で書き上げた最後の作品。中山らしいユニークな切り口は、人間や動物を見る優しさだけではなく哀しさも混じった目線で、家族・絆の大切さを訴えている。昨今のペットブームにも一石を投じる作品といえよう。稼木美優の何の衒いも屈託もない素直な歌唱は、子供のコーラスと相俟って可愛さとペーソスのある素晴らしい作品に仕上がった。 山田廣作氏プロデュース。 - 日本は一つ 地球も一つ(オリジナル・カラオケ)
- 犬のお願い(オリジナル・カラオケ)
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日本は一つ 地球も一つ
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- "日本は一つ 地球も一つ"
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- TBS系テレビ「ひるおび!」エンディングテーマ(2011年10月度)
- liner notes
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その歌はとても自由。流れる雲のように自在に音階を行き来する。同時にいつも優しい。 舞いながら散る桜の花びらのように聴く者の肩をそっと抱きしめる。稼木美優が2008年に発表したデビュー曲「桜島(さくら)」を聴いてそう感じた。 その稼木は昨年、ミニアルバム「歌姫」を発表。昭和を代表する歌手、ちあきなおみの名曲のカバーに挑戦した。
そして、今秋、テイチクエンタテインメントに移籍し、シングルを発表する。それが、「日本は一つ 地球も一つ/犬のお願い」だ。「日本は一つ 地球も一つ」は、元々、音楽プロデューサーの山田廣作の采配で2004年に「地球は一つ」として発表された楽曲。 どんなに文明が高度になっても、世界で戦火が絶えない現状を憂い、平和を願い、人々の幸福を祈る曲だった。 山田は、デビューからプロデュースを手がける稼木の新天地での第一弾にこの曲を選んだ。 それは3月11日に発生した東日本大震災の影響がある。多くの国民が死傷し、不自由な生活を余儀なくされる現状に、山田は曲の歌詞を一部変更。 「地球は一つ」となっていたのを「日本は一つ」に変え、曲名も「日本は一つ 地球も一つ」に変えた。 その曲を、稼木は丁寧に優しく歌い上げる。民謡仕込みの歌唱は温かく、聖母のように聴き手を抱きしめる。 震災後、被災者を励ます歌が多数生まれたが、明確なテーマ性とスケール感で群を抜いた仕上がりだ。
一方、「犬のお願い」は、こちらも山田のプロデュースで2005年に発表された。 「犬の十戒」を題材に、犬と人間の共生と絆の大切さを歌いつつ、安易にペットを飼い、捨てる飼い主に警鐘も鳴らす。 今回、編曲し直したが、稼木の素直で伸びやかな歌唱は作品のテーマを分かりやすく聴き手に伝える。 両曲の作詞を手がけたのは中山大三郎。山田と組み、「珍島物語」や「人生いろいろ」などヒット曲を輩出した。 中山は2005年に逝去し、今年七回忌を迎えた。今回の作品選定は盟友の追悼の意味が込められている。 さらに、テイチクの担当ディレクターは松下章一、編曲を手がけたのは若草恵と、中山と縁の深い顔ぶれが集った。いわば、中山とその仲間たちによる作品といえる。
制作者側の様々な思いをのせて完成した曲を稼木が自由に優しく歌う。それは多くの人々への鎮魂歌であると同時に、未来への行進曲でもある。 悲しみを胸に人はいつか歩き出す。悲しければ悲しいほど、逆にその歩みは力強く確かなものになる。 その時、人々が口ずさむのは、きっとこれらの歌に違いない。
音楽愛好家 ヒイラギフユオ
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