石川さゆり
民~Tami~
商品データ | TECE-3524 | 定価:¥3,056(税抜価格 ¥2,778) | アルバムCD |
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石川さゆりが日本を綴る第二弾!
「世界中の皆さんに、日本の音楽を持ち帰って頂きたい…」石川が発したそんな想いからこのプロジェクトはスタートした。
1988年(昭和63年)に発表された『童~Warashi~』に続き、平成最後の年に日本の音楽「民謡」をモチーフとしたオリジナルアルバム『民~Tami~』を発表。
古来から土地に根付く曲を、気鋭のアレンジャーがどう料理するのか。その旋律に石川がどう反応するのか。豪華ミュージシャンも参加した、石川さゆりが日本を綴るシリーズ第二弾!
参加プロデューサー・アレンジャー・アーティスト
大貫祐一郎、亀田誠治、菅野よう子、神津善行、未知瑠、宮川彬良、三宅一徳、矢野顕子、上妻宏光
TR02:ソーラン節 リードギター 布袋寅泰
箭内道彦(ビジュアル・プランナー)
さゆりの河内音頭~鹿児島おはら節
ソーラン節
佐渡おけさ
真室川音頭
おてもやん
南部俵積み唄
木曽節~会津磐梯山
斉太郎節
刈干切唄
てぃんさぐぬ花
ドンパン節
秋田長持唄
弥三郎節
秋田音頭
津軽じょんがら節
南部牛追唄
島原の子守唄
今日「民」の全楽曲、収録を終えました。
改めて、民謡の楽しさ力強さ、憂い、優しさ…を感じました。
言葉にすると、とっても単純な言葉になってしまいますが、この民謡の中には、日本の風土に育まれた心情、喜びや辛さ、寿ぐおもい、労働の中の癒し…。
皆で励ましあい、辛いことも歌って耐え、笑い過ごしたり。様々な日本人の暮らし、営みが時を越え伝わってくるようです。
日本中の山や里に数えきれないほど多くの、人に唄われ続けて来た歌。
また、静かに歌われ密かに消えてしまった歌があります。
その、ほんの一部ですが歌いました。
日本の生活を手探りで歌った感じがします。
大勢のアレンジャー音楽家といっしょに、民謡を現代に生きる皆さんへ、
また、海を越え外国の皆さんへお届けしたく創り歌いました。
「民」は民衆の声です。私自身も、新たな発見を喜び、まだスタジオの高揚感の中にいます。
どうぞ、お楽しみ下さいませ。
石川さゆり
亀田誠治 コメント
「今の時代に生きる人が共感できる民謡を歌いたい。」さゆりさんのそんな思いを受けて僕が選んだのは『ソーラン節』『ドンパン節』『木曽節~会津磐梯山』『刈干切歌』。いずれも僕が人生の折々で触れてきた「生活の歌」です。
泣いたり、笑ったり、許したり、寄り添ったり、民謡は僕らの毎日の元気の素、生きる知恵です。中でも『ソーラン節』は日本人なら誰でも知っていて、この歌を日本を代表する歌手石川さゆりさんが歌うのだから、ギターは日本を代表するギタリスト布袋寅泰さんに弾いてもらおうということで、今回の夢のコラボが実現しました。
『民』から届くさゆりさんの歌が、多くの人にとって毎日の元気の素になりますように。この作品に関われたことを心から誇りに思います。
布袋寅泰 コメント
ソウルシンガー。聴く人の細胞まで躍らせる声。ボーカリストは数多くいても、心震わせる真のシンガーは少ない。
そしてさゆりさんは紛れもなく選ばれし者。この度御一緒させていただいて、ギタリスト魂に火がつきました。
躍動的なソーラン節を共に歌い奏で、スタジオ内は真夏のカーニバルのように熱く燃えました。共演させて頂けたのはギタリスト冥利につきます。この伝統的且つ新しい日本の歌がたくさんの心に届きますように。
いつまでもその歌声で我々に勇気を与えてください。ずっとずっと応援しています。
神津善行 コメント
「さゆり嬢に初めてのお手伝い」
小生がさゆり嬢に初めて会ったのは、多分「家族揃って歌合戦」というテレビ番組に出演された時で、可愛い小さな少女という記憶だけが残っている。
その後長い年月の間にさゆり嬢の歌を聴いてきて感じたことは、非常に真面目に一生懸命に歌う人で、それが現在ではさゆり嬢の個性となり、寒い冬に火が見える暖炉に出合ったような安堵感を感じる歌手である。
今回民謡集を出すお手伝いをさせて頂いた。民謡は仕事唄であったり宴会唄であったりする人間同士の輪に中で育って来た唄であるから、恐らく最もさゆり嬢が好む分野の歌と小生は思う。
日本は[語り唄]の国で、語って聴かせる歌で歌謡史が創られて来ている。今後この分野での活躍を最も期待する歌手である。
菅野よう子 コメント
「日本人でよかった」
上妻宏光 コメント
大好きな歌手 石川さゆりさんのアルバムに参加させて頂き、しかも「津軽じょんがら節」で共演できることが僕にとって物凄く嬉しかったです。
さゆりさんとの初共演は矢野顕子さんのコンサートでした。その時、さゆりさんが民謡を歌われることを知ってビックリ!! しかも民謡の節(こぶし)も素晴らしく更にビックリしました。
さゆりさんは様々なジャンルを歌われても「石川さゆり」という世界が作れる方で、今回の「津軽じょんがら節」もさゆりさんでなければこの組み合わせも表現もできなかったと思います。アルバムに参加できて本当に嬉しかったです。
箭内道彦 コメント
石川さゆりさんのライフワークと言うべき大切なプロジェクトに、ビジュアルプロデューサーとして参加させていただけたこと、この上なく光栄です。 一曲一曲が、日本の歌たちへのさゆりさんの謝意と敬意に溢れています。 デザインは、正円でのコンポジションに拘りました。民の鼓動を煽る鼓の円、民の息遣を繋ぐ笛の円。そして、民が集い、謡う円。縁であり、宴であり。さゆりさんの唄声は、月のようでもあると、いつも思います。優しく強く、生命を照らし、魂を揺さぶる。世界に胸を張りなさいと。