POPS | CLASSICS TOP / 中島由紀江
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名前 | 中島由紀江(なかじまゆきえ) |
誕生日 | 1977年12月21日 |
出身 | 大阪府豊中市 |
資格 | SIAスキーシルバー |
特技 | スノーボード、サーフィン |
アロマ・ヴォイス−ナカジマユキエが沁みてくる
ほんの1年前まで、OLだった。これといった不満があったわけでもないし、大きな目標ができたわけでもなかったが、会社を辞めた。パン屋になろうと思っていたが、「習いごと」くらいの気持ちで、地元・大阪のボイス・スクールに入った矢先、今回のCM楽曲(泣かないよ)のオーディションに出会う。
3人姉妹の末っ子で、バスケットやスキーに明け暮れる青春時代を送った彼女は今、アーティストとして旅立とうとしているが、そこには気負いや焦りは見られない。あくまで自然体だ。歌は好きだし、チャンスを掴んだからには続けていきたい。けれどそのために、自分を見失うようなことにはなりたくない。そんな「人としての確かさ」が感じてとれる。
レコーディング・スタジオではその声が、撮影スタジオではその笑顔が、癒し系だ、癒し系だと賛辞されていたが、本人は「笑っちゃう」そうだ。幼い頃から体育が得意で、自分の性格を「男勝り」と評しているから、そんな風に言われたこともなかったのだろう。右も左もわからぬ世界に足を踏み入れたばかりで、隠すことができない緊張が、そう思わせたのかもしれない。「そんなん友だちがきいたら、なんやそれて言われます」
しかし彼女の声に不思議な魅力があるのは事実だ。音と音の間を漂うような、表現しがたい浮遊感は、厭味にならず、かと言ってサラリとは聞き流せない世界を形作っている。積極的に「癒す」つもりはないが、もしそんな風に感じてもらったとしたら、ちょうどアロマテラピーのような位置づけになるのだろうか。効能をアピールしているわけではないが、気付いたら何だか沁みている−アロマ・ヴォイスと名付けてみた。「ナカジマユキエ」が、たくさんの人の耳に心に沁みていくように。