Cousin

POPS | CLASSICS TOP / Cousin / TECN-12720

ジャケット写真
ひまわり
2001.7.25/TECN-12720/マキシシングル

テイチク移籍第1弾。ひまわりはNHK新番組「ボランティアにっぽん」のテーマ曲としてオンエアされました。新しいのに懐かしい……そんな歌です。

  1. ひまわり
    作詞: 小林和子/作曲・編曲: 漆戸 啓
  2. 歌を忘れた頃
    作詞: 小林和子/作曲・編曲: 漆戸 啓
  3. ひまわり (Backing Track)
  4. 歌を忘れた頃 (Backing Track)
  5. ひまわり 〜Sunny Day Mix〜

古賀いずみより……(CD発売当時のコメント)

ここ数年色々な事がありました。
最愛の母を亡くしたこと。それから数ヶ月後に、今度は自分がお母さんになったこと。
人生のメインイベントを一度に経験しちゃた感じです。
『ひまわり』この曲を初めて聴いた時、詞を見た時、自分にいわれてるような気がしてなりませんでした。と同時に、悲しみから抜けきれずにいる人、悩みを抱えた人、そしてもちろんハッピーな人にも…たーくさんの人に聴いてもらいたい! そう心から思いました。

活動休止中、子育てに追われ、鼻歌さえも出ないくらい、「歌うこと」遠ざかっている中、テレビCMから流れてくる自分達の曲を不思議な気持ちで聴いていました。
「歌わなきゃ…」そう思って焦っていたのかもしれません。長いブランクの後、昨年の3月から思いきってライブ活動を再開。たくさんのドキドキを抱えて歌ったステージ。
いつの間にか「歌わなきゃ…」という気持ちが「歌いたい」という気持ちに変化していったのを覚えています。
コンサート活動を再開して1年。今年の2月に行ったヴァレンタインコンサートに来て頂いたお客さまのアンケートの中に「とても心に響いた。明日から頑張ろうと思った!」とありました。とても嬉しかったです。
そのために歌ってる! そう思うと同時に、本当は歌ってる自分の方が皆さんからパワーをもらってるんだよなぁ、と実感しました。
そんな言葉に勇気づけられながら改めて、人の心の琴線に響くような歌を歌っていきたい、歌い続けたい、そう強く感じる今日この頃です。
今までカズンを知らなかった方も『ひまわり』を通して知って頂ければ、これ以上幸せな事はありません。かって、ヒロシが「永遠に残るスタンダードを作りたい!」と口癖の様に言っていたことをふと思い出しています。

漆戸啓より……(CD発売当時のコメント)

大好きだったのに、あるとき突然嫌いが増えてくる。
それはまるで恋愛と同じように。
僕にとって音楽は、ただただ大好きなものでした。
やめたいなんて思ったことも、嫌いなんて思ったことも経験したこともありませんでした。それなのに、2年ほど前あまり音楽が好きじゃなくなった時期がありました。
嫌いって言うよりかは、音楽に嫌われているような気さえしていたのです。
作りたくないし、ピアノも弾きたくないし、歌いたくないし、売れないし。|○|(ここだけの話) ← ならやめればって話ね。
それでも何かを作ることが好きだった僕は、写真を撮ってみたり、グラフィックデザインにハマったり、音楽から離れていろんなことに熱中してみたのです。 ← それにしてもオタクっぽい。そしてある時気づいたのです。
僕って結構器用にいろんなことができるんだけど、ある程度まで行くと、なんだか同じようなことで止まっているような気がしたのです。壁っていうやつでしょうか。
そうか、結局何やっても壁にぶち当たるんだ。 ← 気づくの遅いね
逃げたところで何も始まらないんだ。そこからまた音楽に向き合うようになりました。
何が伝えたかったんだろう。自分に何ができるんだろう。いつしか自分にしか作れない音楽を探して、自分らしい音楽を探して、再びひたすら作り始めたのです。
長く付き合って行く事って、友達でも、恋愛でも、それこそ夫婦でも、とっても大変なこと。当たり前のようなんだけど、それを乗り越えて行く事によって、なんだかちょっと深いところが見えてくる。遠回りをした分、壁にぶち当たった分、自分にとって音楽が前とは違う大好きに…いつしか変わっていました。 ← ちょっと深いよこれ。
今この歌『ひまわり』が出来たのは、今まで起きた全てのことがあったからこそ、この歌が生まれたんだって思うと、無駄って何もなかったなって思えるのです。
変わり続ける、そして変わらない。
懐かしいのに新しい。僕らの歌う歌で、みんなに元気になってもらえたら…それってすっげーことだよね。すっごくうれしいよね。(まじめすぎ?)でもそう思うんだもん。