プロフィール:
昭和11年横浜生まれ
昭和26年桂米丸に入門
師匠の前名、古今亭今児を名乗る
昭和29年二ツ目昇進し桂歌丸に改名
昭和43年真打昇進 (『笑点』大喜利でお馴染み)
平成16年(社)落語芸術協会会長就任
平成17年芸術選奨文部科学大臣賞を受賞

『桂 歌丸』は現在、社団法人 落語芸術協会会長(2006年2月現在)で、現役の世代としてはその実力・知名度ともに誰もが認める存在で、寄席においても客を呼べる数少ない噺家。今回の作品「真景累ヶ淵」は、落語界の神様と呼ばれる三遊亭円朝(1839年〜1900年)が創作した長編怪談話。一部分の抜粋としてはポピュラーだが、その「長編」・「複雑」なことから全編通しということになると、演じることの出来る噺家は極稀。特に最終章「お熊の懺悔」は作者円朝以来の口演と呼ばれるほど貴重な録音。