本名:中沢信夫
生年月日:昭和4年1月10日
出生:東京・向島

 本名:中沢信夫。昭和四年一月十日、東京 向島の生まれ。

 岩倉鉄道学校を出て国鉄(当時は運輸省)に入り、山手線新大久保の駅員を務める。

 戦後間もなく、二代目三遊亭圓歌に入門し、歌治と名乗る。二十四年九月師匠の前名歌奴をもらって二つ目に昇進した。三十年ごろから「授業中」などの新作で人気上昇し、三十三年四月歌奴のままで真打ちとなった。以後爆笑落語で人気を持続し、四十五年十月圓歌の三代目を襲名。

 六十二年から、落語協会の副会長として柳家小さん会長を助ける。若い婦人と再婚したり、仏門に入ったり、話題は多い。

 古典と新作の両刀使いで「浪曲社長」「中沢家の人々」などの新作と「坊主の遊び」などの古典を得意にしている。