オムニバス［60's TVヒッツ・コレクション：TECD-25485］

商品情報

オムニバス 60's TVヒッツ・コレクション

60's TVヒッツ・コレクションジャケット写真

2002-12-18 / TECD-25485 / 定価：¥2,619（税抜価格 ¥2,381） / アルバムCD

「ザ・ヒット・パレード」「若い季節」から「これが青春だ」「シャボン玉ホリデー」まで…
60年代日本のTVドラマ、バラエティが生んだ名曲・人気曲を集めた決定盤TVテーマ・コンピレーション、待望の第2弾！！

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商品解説

60年代のテレビ・ドラマ、バラエティ・ショーなどの主題歌・挿入歌の中から、クロニクルならではのマニアックな作品から、誰もが知っている定番曲までを集めた決定盤コンピレーションとして、昨年末にリリース以来、大きな反響を呼び好調なセールスを記録している『60's TVヒッツ・コレクション』（TECD-25463）の第2集がついに登場した。
第1集が60年代後半の作品を中心に収録していたのに対し、本作はテレビ放送の黎明期である50年代末期までをも視野に入れ、60年代前半にシフトした選曲が特色となっている。

＜プランタン化粧品会社＞を舞台に、坂本九、中尾ミエ、クレイジー・キャッツ、渥美清、黒柳徹子といった錚々たる顔ぶれが出演した青春コメディ『若い季節』の主題歌をはじめ、63年のアニメ化以前に制作されていた実写版の主題歌が聴ける「鉄腕アトムの歌」「鉄人28号」、当時の子供たちを熱狂させた『忍者部隊月光』の主題歌、84年のアニメ化（監督・大林宣彦）で若い世代にもおなじみの『少年ケニヤ』の実写版主題歌などは、40歳代後半から50歳代のユーザーだったら、思わず一緒に口ずさんでしまう懐かしの名曲だろう。

GSファンは要チェックなのが、尾崎紀世彦が在籍したザ・ワンダースの変名グルプ＜ジ・エコーズ＞が歌うおなじみ『ウルトラセブン』の主題歌と挿入歌「ULTRA SEVEN」。
そして、山内賢が歌う「空は夢の泉」である。「空は夢の泉」にはクレジットこそされていないが、バックの音を聴く限りでは、明らかに山内と和田浩治が日活の俳優仲間を集めて結成したバンド、ヤング・アンド・フレッシュ（GSと呼べるかどうかは別として）が演奏に参加していると思われ、フォーク・ロック調の演奏が楽しめる。作者はヒット・メイカー浜口庫之助だ。

オープニングとラストを「ザ・ヒットパレード」と「シャボン玉ホリデー」のテーマ曲で飾る構成となっているが、これは取りも直さず、この2大音楽番組こそが60年代の音楽シーンのトレンドを発信し続けた情報拠点であり、急成長を遂げた60年代テレビ・メディアの象徴とも言えるからである。
経済も文化も高度成長期を迎えようとしていた60年代の日本、テレビはお茶の間の娯楽の王様として "上座" に居座っていた。
そんな "時代の王様" がブラウン管を通して与えてくれた音楽の贈り物こそ、本CDに詰め込まれた懐かしい作品の数々なのである。

text by 中村俊夫

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