新・浪曲名人特撰シリーズ[初代 東家浦太郎「野狐三次:木っ端売り / 大師詣で」:TECR-1011] / TEICHIKU ENTERTAINMENT

新・浪曲名人特撰シリーズ
テイチク屈指の浪曲お宝音源、約20年ぶり一挙復刻!!

PRODUCT INFORMATION

シリーズ名

新・浪曲名人特撰シリーズ

商品名

初代 東家浦太郎

「野狐三次:木っ端売り / 大師詣で」

商品データ

商品データ TECR-1011 定価:¥1,528(税抜価格 ¥1,389) CD
ジャケット
ジャケット

商品説明

監修:布目英一(浪曲研究家)

台詞集 / あらすじ解説 / 浪曲師プロフィール付

収録内容

CD

野狐三次 / のぎつねさんじ

  1. 木っ端売り

    こっぱうり

    背中に彫った親子狐の絵姿から野狐三次と呼ばれた『に組』のまとい持ち三次の幼少時の物語。三次の父、大工の磯五郎は博打に凝って借金まみれとなる。その返済のため、「真人間になって金を稼いでくる」と言い残して上方へと旅立つ。借金の後始末を苦に病んだ母親が病に倒れたため、三次は大工の棟梁、吉田屋吉五郎の好意で木のくず、木っ端を売って薬代を稼ごうとする。しかし、売れ残ることも多く、そんな時は仕立屋の親方が残りをすべて買い取ってくれていた。心にしみる節まわしと笑いあり涙ありの明快な会話で、母親に孝行を尽くすために、幼い身でけなげに働く三次とそれを温かく見守る周囲の人々の人情を鮮やかに描いて胸を打つ一席になっている。

    • 初CD化
  2. 大師詣で

    だいしもうで

    お出入り先の井筒屋の若旦那と川崎大師に参詣をすませた帰り道、三次は芸者たちが酔っぱらった侍たちに難癖をつけられているところに出くわす。「謝る気があるのなら座敷で酌の相手をしろ」と無理難題を言う侍に対して、小気味のよい啖呵を芸者が切り、野次馬もはやしたてたので、逆上した侍は刀を抜いた。これを三次が機転をきかせて収め、侍たちが自分に立ち向かってくるのもうまくかわす。この時に助けた芸者立花屋小花は幼い時に別れた妹だったが、三次には知る由もなかった。「野狐三次」のシリーズは、若い頃から売れっ子だった浦太郎が戦後のラジオ放送で連続放送をして評判となり、十八番ネタとしたもの。

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浪曲師プロフィール

初代 東家浦太郎
初代 東家浦太郎

初代 東家浦太郎 / しょだいあずまやうらたろう

東京・本郷の生まれ。声、節、啖呵(語り)の三拍子そろった芸で一時代を築く。年齢とともに声質は変化したが、重厚さが増し、音程の狂いもなく、生涯現役を貫いた。親しみのある気さくな人柄で若者にも慕われた。