新・浪曲名人特撰シリーズ
初代 東家浦太郎
「野狐三次:木っ端売り / 大師詣で」
商品データ | TECR-1011 | 定価:¥1,528(税抜価格 ¥1,389) | CD |
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監修:布目英一(浪曲研究家)
台詞集 / あらすじ解説 / 浪曲師プロフィール付
CD
野狐三次 / のぎつねさんじ
木っ端売り
こっぱうり
背中に彫った親子狐の絵姿から野狐三次と呼ばれた『に組』の
大師詣で
だいしもうで
お出入り先の井筒屋の若旦那と川崎大師に参詣をすませた帰り道、三次は芸者たちが酔っぱらった侍たちに難癖をつけられているところに出くわす。「謝る気があるのなら座敷で酌の相手をしろ」と無理難題を言う侍に対して、小気味のよい啖呵を芸者が切り、野次馬もはやしたてたので、逆上した侍は刀を抜いた。これを三次が機転をきかせて収め、侍たちが自分に立ち向かってくるのもうまくかわす。この時に助けた芸者立花屋小花は幼い時に別れた妹だったが、三次には知る由もなかった。「野狐三次」のシリーズは、若い頃から売れっ子だった浦太郎が戦後のラジオ放送で連続放送をして評判となり、十八番ネタとしたもの。
浪曲師プロフィール
初代 東家浦太郎 / しょだいあずまやうらたろう
東京・本郷の生まれ。声、節、啖呵(語り)の三拍子そろった芸で一時代を築く。年齢とともに声質は変化したが、重厚さが増し、音程の狂いもなく、生涯現役を貫いた。親しみのある気さくな人柄で若者にも慕われた。