新・浪曲名人特撰シリーズ[寿々木米若「佐渡情話 / 或る日の乃木将軍」:TECR-1005] / TEICHIKU ENTERTAINMENT

新・浪曲名人特撰シリーズ
テイチク屈指の浪曲お宝音源、約20年ぶり一挙復刻!!

PRODUCT INFORMATION

シリーズ名

新・浪曲名人特撰シリーズ

商品名

寿々木米若

「佐渡情話 / 或る日の乃木将軍」

商品データ

商品データ TECR-1005 定価:¥1,528(税抜価格 ¥1,389) CD
ジャケット
ジャケット

商品説明

監修:布目英一(浪曲研究家)

台詞集 / あらすじ解説 / 浪曲師プロフィール付

収録内容

CD

  1. 佐渡情話

    さどじょうわ

    越後の国柏崎の吾作は漁に出て遭難し、佐渡に住む茂平とお光の親子に助けられた。お光の看護で健康を取り戻した吾作は夫婦になる約束をして柏崎に帰る。吾作を恋しく思うお光はたらいの舟に乗って柏崎へ通い始めた。これをお光に横恋慕する七之助が知り、舟を壊したので、吾作のもとに通えない悲しみからお光は正気を失い、健康が回復せぬまま吾作の子を産んだ。吾作が戻った時もお光は気を病んだままだったが、佐渡に流罪となった日蓮上人の祈とうにより、正気に戻ることができた。佐渡の民話や民謡「佐渡おけさ」をもとに米若が創作した浪曲。特に冒頭の節は佐渡の浜辺の情景を活写して大衆の心をとらえ、この作品が人気作たる所以となった。

  2. 或る日の乃木将軍

    あるひののぎしょうぐん

    日露戦争の司令官、陸軍大将乃木希典は二人の息子勝典、保典の眠る墓地を訪れる。墓に語りかけているうちに次男の保典が戦地で面会に現れた時の模様を思い出す。保典は南山の戦いで戦死した勝典の遺品の時計を希典に渡し、記念に親子二人の写真を撮りたいと申し出た。翌朝、二百三高地の攻撃に向かい、保典も戦死した。墓地から家への帰途、希典は老車夫の求めに応じて人力車に乗る。茂平というこの車夫は息子夫婦を早くに亡くし、孫も日露戦争で亡くしていた。その身の上を聞いた希典は茂平の長屋を訪れ、孫の仏壇にお参りをするとともに大金を渡して立ち去った。浪曲の「乃木将軍伝」は戦争賛美はしていないが、乃木希典が美化されている。

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浪曲師プロフィール

寿々木米若
寿々木米若

寿々木米若 / すずきよねわか

新潟の生まれ。虎造と人気を二分する昭和の名人。生年は明治三十二年で虎造と同い年。命日は昭和五十四年十二月二十九日。虎造は昭和三十九年の十二月二十九日。俳句をたしなみ、伊東で高級温泉旅館の経営もした。