樋口了一[よろこびのうた:TECG-30031] / TAKUMI NOTE

樋口了一
TAKUMI NOTE / タクミノート

PRODUCT INFORMATION

アーティスト名

樋口了一

商品名

よろこびのうた

商品データ

商品データ TECG-30031 定価:¥3,143(税抜価格 ¥2,857) アルバムCD
ジャケット
ジャケット

商品説明

日本中に広がる「手紙~親愛なる子供たちへ~」を歌う樋口了一、14年ぶりのオリジナル・ニューアルバム!話題曲「手紙~親愛なる子供たちへ~」をはじめ、「命」「家族」「絆」をテーマに、石川さゆりさんに提供した「朝花」(ニューバージョン)、コンサートで反響の多い「How?」「みみらく霊歌」「よろこびの歌」など、全10曲収録。

収録内容

CD

  1. How?

  2. みみらく霊歌

  3. 手紙~親愛なる子供たちへ~

  4. 切手のないおくりもの

  5. ほ のうた

  6. windy train

  7. 朝花 -ニューバージョン-

  8. ふたば

  9. 風の呼び声

  10. よろこびの歌

MORE INFORMATION

収録曲・セルフライナーノーツ

How?

現在、イベント、コンサートの1曲目に歌っている曲。

自身の子供とのエピソードから「神様はどこにでもいる」ということを伝えるメッセージソング。

『歌詞の最初の一行が、おもちゃ売り場で子供を叱って泣いた直後の、涙を溜めたままの彼の満面の笑顔を見た時に舞い降りて来ました。その笑顔はそのまま昔の自分の顔でした。むずかしいことでもなんでもない。すべてのものに宿ってくれている「神様」を感じた瞬間でした。その感謝の気持ちを忘れないようにと家に帰って急いで作り上げました。直後に仕事で行ったアイルランドでアレンジのインスピレーションをもらいました。』

みみらく霊歌

長崎県は五島列島にある福江島に伝わる「みみらく伝説」(みみらくの島に行けば、亡くなった人がしばし海の向こうに現れてくれるといういい伝え)を歌った歌。

『長崎県五島列島福江島。そこに行けば他界した愛する人に逢えるという。別名みみらくの島。万葉の時代から伝わる言い伝えの浜に沈む圧巻の夕日に、呆気にとられながら仕上げた曲です。もう一つはこれも島に千年前から伝わる鎮魂の舞チャンココ。倭の時代の日本を感じてください。「チャンココ知っとるよ。」と教えてくれた、ちーちゃんという小さな女の子の笑顔が忘れられません。この曲を持って会いに行きたいな。大きくなっただろうな。』

手紙~親愛なる子供たちへ~

2008年10月に発売以来13万枚を超えるヒットを続ける、ロングセラー作品。

2009年「有線大賞」優秀賞、「日本レコード大賞」優秀作品賞を受賞。

『この曲を今聴いて浮かぶ言葉は「導き」です。3年前のある日この言葉に出合って、それからここまでを振り返ると、しっかりとした「道」が見えてきます。歩いているときには無我夢中で気付かなかった道が足元にまで続いているのがはっきりとわかります。初めは僕ひとりだった道を、今はたくさんの人が一緒に歩いてくれています。この道はこの先もずっと続いているんだと思います。誰かにとってこの言葉が消えない命の希望のうたである限り。』

切手のないおくりもの

1978年、財津和夫さん作詞・作曲でNHK「みんなのうた」でも放送された曲のカヴァー。

『御存知財津和夫さんの永遠の名曲です。前曲の「手紙」を受けて、手紙の郵便配達に携わるポストマンたちにとってこれほどピッタリな曲はありません。アレンジの本田くんと色んなアイデアを出しあっていて、突然「ディキシー!!」というキーワードが降りてきました。』

ほ のうた

2007年2月9日にインディーズより発売されたシングル。

『「ほ」っかいどうに住むDJカラスさんが、自宅で「ほ」と、書いてみたのがそもそもの「ほ」ったんでした。その「ほ」を見たみっちゃんがえ「ほ」んを描いて、それを見た僕がこの「ほ」のうたをつくり、曲を聴いた石田卓也さんが「ほ」んわかと心があったかくなるクレーアニメーションをつくりました。私事ながら、ちっちゃな「っ」の声は、当時1才の長男です。ひとりで平気だと言っていたのに、最後はみんなと一緒じゃなきゃつまらないと思わず洩らした「ほ」のモデルは僕自身です。』

windy train

2007年に廃線となった、宮城県の栗原田園鉄道のために書き下ろした曲。2006年8月4日にインディーズより発売された「風の呼び声」のカップリング。

『宮城県北部の田園地帯を走るくりはら田園鉄道。廃線になるという話を聞いて、サトケンと始発の石越駅を訪れたのが五年前。昭和の昔のままの駅舎の木のベンチ。ブリキの板の広告。黒電話。昔ながらの硬券。見ているうちにいつしか僕の心は故郷熊本に飛んでいました。年々大きくなる故郷への思いを、柔らかく風を切って走るこの電車に託しました。今はもう廃線になってしまいましたが、線路と車両、駅舎の一部は残されています。』

朝花 -ニューバージョン-

石川さゆりさんに提供し2007年9月10日にリリースされた作品のセルフカヴァーを新録。

『奄美の島唄のなかに「朝花節」という唄があるのを見つけたのが今から七年前の夏。何となく作ってあったメロディーと、この「朝花」という言葉の響きとの出合いはまさしく運命的でした。ラブソングと言えば恋愛の歌、というソングライティング上での束縛から解放された、自分にとって記念碑的な曲です。曲を作っている間、何故か海辺に佇む石川さゆりさんの姿が頭にありました。後にご本人にこの歌が歌われるなんてことは想像の外でした。「人生一瞬だったな。」父のこの言葉が曲を完成させてくれました。』

ふたば

自身の愛娘のことを歌った曲。

『僕の娘の名前です。部屋で2人で遊んでいて、そのまま出来上がった曲です。なのに何故か転調を繰り返す、アルバムの中でも一番難しい歌になりました。僕の中では自然な展開なんですけど。「かがやきはきみととンもにぃぃ」と娘が歌うとコブシが入ります。気に入ってくれてるみたいでひと安心です。彼女とはどこか他の場所で会ったことがある気がして仕方がありません。子供は親を選んで生まれてくるんだっていうことを僕は信じます。』

風の呼び声

2006年8月4日にインディーズより発売されたシングル。大分「トキハデパート」イメージソング。

『大分県にあるトキハデパートの70周年記念の歌を作ってほしいと依頼されて作りました。樋口了一の名前は知らなくても、「い~ま~きみにもいちど~」と歌えば、「ああ、あのトキハの」と、わかる程に大分の皆さんに愛される曲になりました。この曲には、忘れられない思い出があります。その思いを共有している仲間たちの熱意が、「手紙」のリリースに繋がっていきました。故人であるトキハの別宮秀次郎さんの優しい笑顔がいつでも思い浮かびます。』

よろこびの歌

アルバムタイトルにもなった今作を象徴する作品。繋がっていく命の喜びを壮大なアレンジで歌い上げる。

『アルバムのタイトルチューンです。夜ジョギングをしていて、膝が痛くなり、仕方なく歩いていた時に、歌いだしの歌詞が舞い降りました。でもあまりうまくいかず、しばらくそのままにしていました。このアルバムを貫くテーマである「死を越えてゆるぎなく続いてゆく命」。僕がこの考えを受け入れた時、それを待っていたかのように、しばらくして曲が完成しました。いつか、この曲のようにすべてのことによろこべる時が来ることを信じて、憧れを込めて、愛を込めて、未来の自分に、家族に、皆さんに向けて贈ります。』