坊坊主(ボーボーズ) / IMPERIAL RECORDS

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「サンプラザ中野くん」デビュー30年!新ユニット結成!!「サンプラザ中野くん」×「小峠英二(バイきんぐ)」その名は「坊坊主」!! 2015年8月26日(水)アルバム「励ます」でデビュー!!
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坊坊主 / 励メタル

坊坊主(ボーボーズ) デビューアルバム

励ます

2015年12月16日(水)発売

ジャケット
ジャケット

サンプラザ中野くん × A-Z(エイジィー)こと小峠英二(バイきんぐ)によるユニット

爆風スランプのヴォーカリストとして、そしてソロ・アーティストとして精力的な活動を行ってきた「サンプラザ中野くん」が、デビュー30周年を迎えたこの夏、新ユニットを結成しアルバムを発売!!

"ジャパンク・メタル" と呼ぶにふさわしいナンバー「励メタル」、力強く美しいバラッド「DREAMER」、全10曲収録。

商品データ

初回限定盤

  • TECI-1464 / ¥3,056(税抜価格 ¥2,778) / アルバムCD+DVD

通常盤

  • TECI-1465 / 定価:¥2,750(税抜価格 ¥2,500) / アルバムCD

CD収録内容(初回限定盤・通常盤 共通)

  1. 励メタル
  2. 坊主 & Girls
  3. DREAMER
  4. 坊坊主の親父の小言
  5. 坊坊主のテーマ
  6. 天使の涙
  7. RUNNER -30th ANNIVERSARY Ver.-
  8. 東京CALLING
  9. 結婚の約束果たせなかった彼
  10. 駅前には中野サンプラザ

DVD(初回限定盤:TECI-1464 のみ)

  • 励メタル / 坊坊主(MUSIC VIDEO)
  • 週刊東京『少女A』/ 爆風スランプ(ライブ 1987.1.22 新都市ホール)
    映像提供:株式会社テレビ神奈川
  • たいやきやいた / 爆風スランプ(ライブ 1987.11.19 新都市ホール)
    映像提供:株式会社テレビ神奈川
  • リゾ・ラバ / 爆風スランプ(ライブ 1991.5 小牧市民球場)
    映像提供:中京テレビ放送株式会社

M-2, 3, 4 by the courtesy of Sony Music Records


サンプラザ中野くんによる『励ます』セルフライナーノーツ

坊坊主は躍動している。サンプラザ中野くんだー!

日本のロックシーンがこんなに沈滞している中で坊坊主は躍動しているのだ。

デビューから30周年。アマチュア活動開始から35年。そんな俺が躍動を感じられる幸運に今感謝したい。

A-Z(バイきんぐ・小峠)とのこのユニットは俺の理想としていたものなのだと今激しく思う。俺の理想、俺が思うロックとは「愛と平和とユーモア」なのである。世の中には恋愛ロックが溢れている。説教ロックが幅を利かせている。それはそれでいいだろう。でも俺がやりたいものではない。

かつて音楽評論家・渋谷陽一氏はこう言った。

「ロックはお笑いと同じ」

「ロックもお笑いも最先端で批評する時代の鏡である」

「最先端でだけ輝ける」

と。つまり古いネタでは笑えないし、時代を批評しない音楽はロックではない。という意味。そう俺は理解した。

渋谷氏は爆風スランプをデビュー当時にピックアップしてくれた。演奏の上手さそして歌詞がとても批評的だと評価してくれた。歌詞は俺が担当していた。面白い歌詞が書けたとは自負していた。が「批評的」の意味がわからなかった。なぜならば俺が普通に時代の中にいたから。つまり肌で時代を感じられていた。先端にいた。若かったからである。

若さとは無慈悲なモノである。「深夜高速」では[十代はすぐに終わる]と歌われる。[俺は死ぬまで18歳]と歌ったカッコよすぎる人もいるけれど。その人は[俺はお前のパンティになりたいぜぇ(俺訳)]とワイルドな言葉も歌詞にしていた。つまりはユーモアを解する男だということなのだな。

俺は爆風スランプというキャリアの中でユーモアたっぷりの歌をたくさん作ってきた。愛にあふれる歌も、そして青春の痛み切なさにあふれるそれも。応援歌も。しかしうまく機能しなかったようだ。「コミックバンドが急に真面目になりましたね」「売れるために」としばしば断罪された。そこでまだ若かった俺はスタンスを見失ってしまった。しばらく立ち直れなかった。未熟な自我の葛藤があった。

どうでもいい!

そう。どうでもいいのである。「ロック界での俺の立ち位置どこ?」なんてこたあどうでもいいのである。最先端で輝いて聴く者の心をくすぐり続けてやりたいのである。今はそう思っているだけなのである。

だってこの新ユニット「坊坊主」の成り立ち。そして出てくる音楽に対して何を基準に感想を述べたらいいというのだ。自身の心に測るしかないだろう。送り出す方もピュアなのだ。計算されたユニットではないから。頭と顔の形。そしてほうれい線だけを決め手に集った二人なのだから。受け取る方もピュアに頼むよ。心で受け止めてくださいよ。

俺はこの10数年さまざまな経験を積んだ。地球人類として日本男児として先進国の住人として庶民として。あらゆるところに手を突っ込んで歌の種を肥やしをまさぐってきた。難しかったのは経済。これは庶民にはわかりにくく作られている。たぶんわざと。だけどこの時代に「励ます」歌を作るならどうしても知っていなければいけないことだと思ったんだ。自腹を切って学んできたんだよ。大損こいたわ。

相方のA-Zはパンクロックが好きだという。パンクロックは1970年代に大不況下の英国・ロンドンで狂い咲いたロックだ。実はロックの歴史と経済は切り離せない。戦争とロックももちろんそうだ。

今俺は極東の日本の首都にいるのだ。こちら東京!なのだ。格差に圧倒され、愛に仕事に喘ぐ人々。「励ます」ためにアルバムデビューします。激しくピュアに励まします。競争社会ではなく共生な社会へ。さあ坊坊主と輝きあおう!励ましあってるかい?


坊坊主とは…

最近バラエティー番組のゲストや、ラジオのパーソナリティーとしても幅広く活動の場を広げ、知名度も高いサンプラザ中野くんが、デビュー30周年迎え新たなチャレンジとして坊坊主というユニットを結成した。

音楽ユニットの構想は昨年春に遡る。当初30周年を迎えるにあたり、坊主頭の人を集めた「ハゲメタル」というコンセプトでバンドを結成したら面白いのではないか?というサンプラザ中野くんのアイディアが生まれた。そのアイディアが展開していく中、"頭やほうれい線など顔立ちが似ている" という理由で、それまで全く面識のなかった、人気お笑いコンビ・バイきんぐの小峠英二の名前が挙がる。その後、たまたまテレビ番組で歌っていた小峠の歌声を聴いて「歌える!」と感じたこと、更には音楽好きでパンク好きと言うことも判明し「是非、一緒にやってみたい!」と熱烈に感じ、すぐにオファーを出した。

一方、オファーの話を聞いた小峠は、自分が中学生時代に聴いていた爆風スランプのヴォーカル、サンプラザ中野くんからの予想外の話に驚き、「ドッキリだ!」と思い込み、最初の顔合わせ当日も「会議室のどこにカメラが仕掛けてあるのか?いつカメラが出てくるのか?」と半信半疑だったと振り返る。

レコーディングは6月よりスタートし、無事全10曲の超個性的なアルバムが完成!収録曲は "ジャパンク・メタル" とも呼ぶべきリード・トラック「励メタル」をはじめ、渾身のバラッド「DREAMER」など、坊坊主としての新曲8曲。更に爆風スランプのセルフ・カバー「RUNNER -30th ANNIVERSARY Ver.-」、そして小峠がリード・ヴォーカルをとった同じく爆風スランプのセルフ・カバー「天使の涙」の計10曲が収録される。

作品の仕上がりに関して、サンプラザ中野くんは「小峠さんは元々声が素晴らしい人なのでかっこいい作品になっている」とコメント。ミュージシャンとして初のレコーディングに臨んだ小峠も「聴くのと歌うのでは大違い。苦労する事も多かったが、その分、聴いていただくのが楽しみな作品が出来た。」と満足している。

これからの活動としては、まず坊坊主として歌番組に出たいと2人は語る。 そして「年末は紅白歌合戦に出て、その後、ゆく年くる年にも出て2人で鐘を突きたい!」と目標を大きく語った。

「最近、ここまで激しく、ぶっ壊れた音楽はなかったのではないか?」と語る坊坊主のサウンドとパフォーマンスはハゲしく、聴く人、見る人、触れる人を励ますはず。

小峠英二:坊坊主での活動ではアーティスト名「A-Z」(エイジィー)と名乗ります。